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部員日記

大川寿美香:スギと別れ、ヒノキと出会う

↑六大学後に撮った写真です。(左:佐々木 右:渕上)


こんばんは。佐々木から引き継ぎました、ハードルブロック4年の大川寿美香です。


めったに私に話しかけに来ることがない佐々木からの、「大川さん」の一言。全てを察しました。まさか佐々木から回ってくるとは思っていなかったので、素直に嬉しかったです(笑)。佐々木を一言で表すなら、「静寂に宿る強さ」。どんな困難にも屈せず、静かに、でも力強く挑み続ける姿に、日々感銘を受けています。以前、試合終わりに丸亀製麺でうどーなつをつまみながら、話をした時間がふと蘇ります。今は苦しい時期かもしれないけれど、その諦めない気持ちがあれば、きっと夢は叶う。心から応援しています。一緒に頑張ろう!(テストは恒例行事にします笑)



昨日、東京六大学陸上が開催されました。応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。111代目として初めて迎える対校戦、男子は総合2位、女子は総合1位という結果でした。今回は総合アベック優勝を目指していただけに悔しさは残りますが、ここからが本当の勝負です。今シーズンは、例年とは異なる特別な年となります。応援してくださる皆さまに「強さ」で結果をお返しできるよう、チーム一同、より一層努力してまいります。これからも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。また個人としては、課題の残るレースとなりました。ひとつひとつの課題に真摯に向き合い、次戦・学生個人選手権では、成長した姿をお見せできるよう全力で準備を進めてまいります。



最近は、走りの再現性を高めることを意識して練習に取り組んでいます。「ハマった」という感覚を、ただの感覚で終わらせず、言語化し、再現可能な形に落とし込むことを目指して、日々分析を重ねています。とはいえ、それは簡単なことではありません。「間をもつ」とは何か。「楽に速く」とはどういうことか。考えれば考えるほど、陸上は奥が深くて、本当に面白いと感じます。今の“気づき”を大切にしながら、一つひとつ言葉にして、自分の走りを育てていきたいと思っています。しかし思うようにいかないことも多く、試合で結果を残すことの難しさを痛感する日々です。焦りや葛藤にぶつかる中で、ふと支えになるのが、仲間からもらった何気ない一言です。


「寿美香ってどんな逆境でも、絶対に自分を信じられるよね。」


これは、同期の清水奈々子がかけてくれた言葉です。

これまでの陸上人生は、決して順風満帆とは言えませんでした。思うようにいかずに悩んだ時期も、悔しさが残るレースもたくさんあります。それでも、「きっとやれる」「ここで諦めたくない」という思いだけは、どんなときも心の中にありました。そんな姿を、そっと見てくれていた人がいたのかもしれないと思うと、不思議と力をもらえます。この言葉は、私にとって大きな支えであり、これからも忘れずにいたい大切な言葉です。ラストイヤーの今年も、自分を信じて走り続けたい。そして、その姿が、ほんの少しでも誰かの背中を押せたら嬉しいです。まだ見たことのない景色、全国制覇の瞬間を、自分の手でつかみに行けるよう、一歩ずつ進んでいきます。



:余談:

前回の部員日記にも書かせていただきましたが、コーヒーにハマっています。朝の一杯で気合いを入れて、練習後の一杯でちょっとひと息。気づけば1日2〜3杯は飲んでるかもしれません。カフェでぼーっとしたり、本を読んだりする時間もすごく好きです。そして、今すごく気になっているのが、STARBUCKS RESERVE® ROASTERY TOKYO。店内がとってもおしゃれで、香ばしい香りに包まれて、まさに“チル”な空間らしいんです。行ったことある人、ぜひ感想聞かせてください。そして…できれば、連れて行ってください(笑)。




明日は、ハードルブロック2年の渕上にお願いしました。六大学の閉会式後にキラーパスをしてしまいましたが、快く引き受けてくれてありがとう!渕上は、自分にとことん厳しく、誰よりも貪欲に陸上に向き合っている選手です。「そりゃあ強くなるよな」と思わせてくれるその姿勢には、いつも刺激をもらっています。彼から学ぶことは本当に多く、出会えてよかった、同じブロックでよかったと心から思います。これからも渕上は渕上らしく、自分のスタイルを貫いて、堂々と走ってほしいです。私も負けないように頑張ります。一緒に夢を叶えよう。残りの期間、よろしくね!


(最近の渕上、なんだか垢抜けてきた気がします。男前度も密かに上昇中。皆さん、その姿をインカレ決勝で見られるのを楽しみにしていてください)



拙い文章ではありますが、最後までお読みいただきありがとうございました。桜がきれいに咲く季節。気分転換がてら、ふと空を見上げてみるのもいいかもしれません。それぞれの春が、心穏やかに、そして前向きに始まりますように。


それでは、失礼いたします。