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部員日記

石原慎也:頑張ることを諦めない

こんばんは。

渕上から引き継ぎました、短距離ブロック4年の石原慎也と申します。



普段は同期や先輩からちょっかいを出される、親しみやすいキャラクターでお馴染みの渕上。しかし陸上競技の話になると一変します。

印象的だったのは、昨年10月、田島記念に渕上と2人で出場した時のことです。レース後、ありがたいことに早稲田スポーツ新聞会の方からインタビューを受けました。受け答えが辿々しい私を横目に、渕上は試合の目標やレース内容、今後の展望まで、全てを言語化し、堂々と話していました。まだ1年生とは思えないほどハキハキと話す彼に、憧憬の念を抱いたことを覚えています。

この言語化する力こそ彼の強みなのではないかと思います。日々の練習でも人一倍チームメイトとコミュニケーションをとり、走りをブラッシュアップさせようとする強い意志がひしひしと伝わってきます。

昨年は日本インカレで優勝し、日本中に名を轟かせた渕上ですが、今年はワールドユニバーシティゲームズ(ユニバーシアード)や世界陸上への出場を通じて、「世界の渕上」となってくれること間違いなしです。

私にとっても、昨年の東京六大学で彼と共に優勝を勝ち取れたことは大切な思い出です。もう一度彼とバトンを繋ぐ日を目指し、彼に負けないくらい精進していきたいと思います。




本日のテーマは『一貫性』です。



一貫性の意味は、「最初から最後まで、ブレずに芯が通っていること」(Weblio国語辞典 参照)


佳境を迎えた就職活動。面接でガクチカ(学生時代に頑張ったこと)や志望動機を聞かれる際、私が最も意識しているのは「一貫性を持つこと」です。

企業の人事担当やOBの方々と話す中で、幾度となく一貫性が大切だというアドバイスをいただきました。就活において一貫性が重視されるのは、発言の信頼性や人物像の信憑性を見極めるためだそうです。自分の経験や強みに一貫性があれば、人柄や仕事に対する姿勢が明確になり、評価にもつながりやすくなるのだとか。


そして最近、こうした「一貫性」は陸上競技にも通じるものがあるのではないかと感じました。


・掲げた目標に対して筋道を立て、やるべきことを考え、愚直に遂行すること。

・幼い頃に感じた、走ること・陸上競技そのものへの楽しさを忘れずに競技と向き合うこと。


この2つをブレずに実行し続けられる選手こそ、結果を出し続けられるのではないかと思います。(あくまで私の考えです)


とはいえ、それがいかに難しいかも身をもって感じています。

実際、昨シーズンの私はこの「一貫性」から大きく外れた生活を送っていました。

練習でうまく走れず結果が出ない日々に嫌気がさし、行かなければならないから練習へ行き、出場するレースがあるからとりあえずレースを走るといった毎日。口では「46秒台を出したい」と言いながら、実際にはそれに見合う取り組みとは程遠いものでした。


それでも、現役ラストイヤー、このまま終わるわけにはいきません。

陸上が嫌いなまま、悔しさを残したまま、足が遅いまま引退したくない。

もう一度、臙脂のユニフォームを着てチームに貢献したい。

その一心で競技と向き合っています。


現状、シーズンインから4戦を経ましたが、思うような結果は出ていません。

1月に負った肉離れも完治とはいえず、万全とは言えない状態です。

しかし、関東インカレのエントリー締め切りまで残り2戦。時間は限られていますが、やるしかありません。


「一貫性を持って、自分がやるべきことをやる」


残された4ヶ月半の競技生活、最後まで自分らしく全うします。





明日は短距離ブロック3年の上島周子にお願いしました。突然のお願いにも関わらず引き受けてくれてありがとう!

上島は競走部のネクストブレイク選手ランキング堂々の1位(私の偏見)です。昨年の夏以降、立て続けに自己記録を更新し、まさに波に乗っている選手です。短短から短長までこなせ、今年は個人種目はもちろん、両リレーにおいてもエース級の活躍をしてくれること間違いないでしょう。実際、3月から自己記録を更新し、先日行われた東京六大学でも風が吹き荒れる悪条件の中、圧巻の走りを披露してくれました。インカレでのさらなる飛躍に期待です。

また、練習中は常に大きい声を出し、チームを鼓舞してくれる存在でもあります。私自身も何度も彼女の声に元気をもらってきました。競技内外で、上島は部に欠かせない存在であること間違いなしです。

苦しい時期を乗り越え、今こうして彼女が伸び伸びと競技に向き合っている上島の姿を見ると、本当に嬉しく思います。今後も彼女らしく、元気いっぱいに、チームを盛り上げていってほしいです。

明日はよろしく!




拙い文章でしたが、最後までお読みくださりありがとうございました。

私事ですが、明日で22歳を迎えます。普段から支え、応援してくれている家族には改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。またこの節目を機に、気持ちを新たに、競技にも日々の生活にも真摯に向き合い、さらなる成長を目指していきます。

皆様も、素敵な4月9日をお過ごしください。


それでは、失礼します。