
最新ブログ
佐々木悠人:2cm

こんばんは。
梅澤さんから引き継ぎました。跳躍ブロック3年の佐々木悠人です。
その全てが”規格外 “
フィールドブロックを統べる巨人、梅澤さん。
どこから見ても「歩く要塞」。しかしそのハードな外見に反して、性格は春風のごとく穏やか。
多くを語らず、しかし一言一言に込められた威力は抜群。気づけば周囲に笑顔の花が咲き、彼は今日も静かに、そして力強くフィールドを歩きます。“存在感”とは、この方のためにある言葉なのかもしれません。そんな梅澤さん率いるフィールドブロックに貢献できるよう全力で頑張ります。今回は回してくださりありがとうございます。日本インカレを共に戦いましょう。
梅澤さんの紹介にもありましたが、先日の記録会で自己記録を更新しました。しかし、目指していた関東インカレ標準にはあと2cm及ばず悔しい結果となりました。
「2cm」
試合が終わってから今この瞬間もずっと残り続けています。ほんの少し空中で粘れば、踏切板のギリギリで踏み切っていれば、そんなことを考えてしまう絶妙な距離。実際2cmなんて距離にしてみればほんのわずかですが、きっとその数字以上の意味があるのだと今では思います。事実として、関東インカレに出場できる選手とできない選手の間には厳然たる線引きが存在します。「惜しかったね」と同情されても、追加で招待されるわけではありません。結果だけがすべて。僕は今、明確に”届かなかった側”の人間です。どれだけ自己ベストを更新しても目標に届かなければ、スタートライン立てなければ意味がありません。ただ、悲観している時間も意味がありません。日本インカレ標準の締切日は刻一刻と迫っています。今はとにかくなにを改善すべきか、そしてどんな要素を加えれば記録をさらに伸ばすことができるのか、ただそれだけを考え粛々と鍛錬に励むだけです。
試合後、いつもお世話になっている棚井さんが恒例の銭湯に連れて行ってくださいました。湯気の中で、棚井さんがぽつりと言った一言が胸に残ります。
「悔しい結果に終わった時、まず親の顔が浮かぶ。」
本当にそう思います。競走部の仲間や監督コーチ陣、応援してくださる方々への申し訳なさ不甲斐なさも強いです。しかし、いつも1番は両親に結果で恩返しできない悔しさが強く残ります。そして、今日は母の誕生日です(年齢非公開)。このタイミングで結果を届けられなかった悔しさを、次に向かう力に変えます。
まずは日本インカレのピットに立ち、両親を競技場に呼びたいと思います。調子が上がってきていることは確かです。目標も明確で原動力もあります。全てが揃った今の環境で僕はやるべきことをやるだけだと思っています。応援してくださる方々への感謝を胸に全力で記録に挑みます。
明日はトレーナーブロック4年の川上さんにお願いしました。
「才色兼備」を人間の姿にしたら、おそらく川上さんになるでしょう。おっとりとした雰囲気をまといながら、その内側にはダイヤモンド並みの強い意志を隠し持っています。普段は優雅に微笑みながら選手を見守ってくださいますが、いざとなれば誰より熱い応援をくれます。
言葉には出さない。でも伝わる。
なぜなら川上さんの眼差しと行動には、選手を思う”愛”が詰まりすぎているから。気づけばこちらも「もっと頑張ろう」と思わされてしまう、静かなる熱血サポーター。
川上さんに出会ったら、あなたもきっと”静かなるエール”を受け取ることになるだろう。
明日はよろしくお願いいたします。
拙い文章になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは失礼します。