最新ブログ

  1. HOME
  2. BLOG
  3. 竹一虎:論理的思考力
部員日記

竹一虎:論理的思考力

こんばんは。

イベルから引き継ぎました、短距離ブロック4年の竹一虎です。


イベルの部員日記に「練習がきつそうすぎて声をかけられなかった」とありました。その日の私は佐々木悠に「唇が青です」と言われる程だったので、よっぽど声をかけづらかったのでしょう。そんな中でもLINEで回してくれてありがとう。こうして部員日記を書く機会をもらえたこと、素直に嬉しいです。
以前イベルは自炊を頑張っていると話していました。関西出身の1年生も結構いるので関西会を開いて、イベルに料理を教えてもらう会にしましょう。エプロン持参で伺います。
あと私に似ているTikTokerが気になって眠れません。早く教えてください。


さて4年生になって、もう1ヶ月が経ちました。
今の私は陸上競技を心から楽しめています。走れることに素直に感謝できている自分がいて、練習や試合の1本1本を今まで以上に大切に感じています。

しかし、この気持ちに至るまでは相応の時間と苦しみがありました。 特に昨年は怪我で思うように走れない、自信も持てない、試合にすら出られない、そんな時期が続きました。 理想と現実のギャップに毎日心が削られるような感覚で、競技を続ける意味を問いながら歯を食いしばっていました。

それでも走ることを手放す選択肢は一度も浮かびませんでした。 それはこの競走部という環境が常に前を向かせてくれる場所だったからです。 全国トップレベルの選手たちが日々結果を出し続けるこの場所で、自分も何かを残したいという気持ちだけで前に進んでいました。

だからこそ今、練習が積めることや試合に出場できること自体がどれだけ恵まれたことなのかを実感しています。4年目にしてやっと走ることそのものに喜びを感じられるようになりました。

残された時間は数ヶ月。限られた時間で自分にできる最大限を尽くしたい想いがある一方で、焦る気持ちが出てくるのも正直なところです。「間に合うのか」「結果を出せるのか」そんな思考が頭を巡ることも少なくありません。

そんなときは少しだけ競技から離れて、心を落ち着ける時間を意識的に作るようにしています。
最近ハマっていることはカフェ巡りです。田舎出身の私にとって東京の街はどこか現実離れしていて、渋谷の高層階にあるカフェでぼーっと景色を眺めていると時間の流れがゆっくりに感じられます。
その時間に聴くのが「カヴァレリア・ルスティカーナ」というオペラ。 曲名すら知らないまま聴き始めましたが、今ではその優雅な旋律が競技への焦りを和らげてくれる、私にとって大切な習慣の一つとなっています。


心と身体の調和を保ちながら日々を過ごしていますが、私がこうして競技に向き合えているのは支えてくれている人たちのおかげです。


その中でも今回バトンを渡すトレーナーブロック3年の丹野優泉子には特別な感謝の気持ちがあります。

昨年の怪我で思うように走れなかった時期に最も頼りにしていた存在が丹野でした。 治療やケアの面はもちろんのこと、気持ちの面でも本当に助けてもらいました。話すたびに安心感がありどこか前向きになれる、そんな存在です。丹野をはじめとするトレーナーの皆さんがいなければ私はきっと今のように走れていなかったと思います。頭が上がりません。

そんな丹野が明日の部員日記を担当してくれます。快く引き受けてくれて本当にありがとう!


拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは失礼します。