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部員日記

冨田拓臣:恩返し

こんばんは。

多田真より引き継ぎました、長距離ブロック1年の冨田拓臣(とみたたくみ)と申します。

 

多田は私が入寮して最初にご飯に行ったメンバーのうちの1人でした。私はほぼ初対面の人たちとのご飯だったのでとても緊張していたのですが、対照的に彼は少し前に入寮したばかりとは思えないほど先輩たちと打ち解けていて、私にも色々と話しかけてくれたのを覚えています。また、彼の昨日の日記にもあったように、彼とは5000mの自己ベストが約1秒差ということで、私も入部前からライバル意識を持っていましたが、5月のTokyo:Speed:Raceにて早々に大きく先行されてしまいました。彼自身練習も積めていてここからのレースで好記録も狙えそうだっただけに今は苦しい時期だと思いますが、復帰後は共に高め合いながら4年間頑張っていこう!


初めての部員日記ということで、恐縮ですが私の自己紹介をさせていただきます。

私は茨城県筑西市の出身で、同県の水城高校を経て早稲田大学へと参りました。茨城はみなさんご存じ都道府県魅力度ランキングの最下位常連県で、こちらに来てからも「茨城って何があるの?」と度々聞かれます。悔しいです。ですが茨城にも多くの魅力があることは間違いないので、まだ世間が追いついていないだけだと思っています。私の地元、筑西市でも「ダイヤモンド筑波」と呼ばれる美しい現象が見られます。最近人気になりつつあるスポットなので、ぜひ調べてみてください。

 

話を競技へ移しますと、私は中学から陸上を始めました。始めたきっかけは小学校内でそれなりに足が速かったからというなんとも軽いもので、中学では3年間で1度くらい関東大会に出られたらいいや、くらいに思っていました。しかし顧問の先生方と先輩方のおかけで、ありがたいことに1年目から関東駅伝を経験させていただき、そこで駅伝の面白さに目覚めました。その後3年目に個人で関東大会と全国大会にも出場することができ、充実した3年間を過ごしました。中学で陸上をやめることも考えましたが、テレビで見ていた都大路を走りたいと思い、県内の強豪校であった水城高校へと進学を決めました。高校でも、監督とチームメイトに恵まれて、インターハイこそ出場は叶いませんでしたが、3年目に念願の都大路に出場し、1人では絶対に成し得ない価値のある経験をすることができました。

 その都大路を通して特に感じたのが、私の競技人生は、たくさんの素晴らしい出会いと、両親をはじめとする多くの人の支えがあって成り立っているということです。都大路では、本当にありがたいことに多くの激励や労いの言葉をいただき、中には現地まで応援に来てくれた友人や先生もいました。陸上を始めた動機や最初の目標からは考えられないくらい大きく成長できたのは、このような出会いと支えがあってこそです。

 

さて、大学陸上についてですが、私のこれからの4年間の大きなテーマとして「恩返し」を掲げたいと思います。

早稲田大学に入学し約2カ月が経ちましたが、環境の変化と周りの選手のレベルの高さに圧倒されながら、日々を過ごしています。全国や世界の舞台で活躍する先輩や同期には、まだ足元にも及びませんが、突然足が速くなることはないと自分に言い聞かせ、地道な努力を腐らず続けていきます。4年間で自分のやりたいことをやり切って、かつ、ここまで応援し支えてくださった方々にこれまでの感謝を言葉だけでなく、臙脂を纏って走る姿で、そしてその結果でも示せるような、強い選手になれるよう精進したいと思います。

 

明日は長距離ブロック1年の八谷謙太朗にお願いします。彼は非常に社交的で人当たりも良く、入学して間もない頃から彼の周りには常に人が溢れています。私は基本人見知りなので、見習わないといけないといつも思わされます。また、彼は同じ長距離ブロックですが、競歩を専門としています。彼のストロールのペースは、私の週後半の朝ジョグのペースと同じくらいというので驚きです。また、これまであまり競歩に関心のなかった私ですが、最近彼から話を聞いているうちに、少しずつ興味が湧いてくるようになりました。彼は競歩の認知度を上げたいというようなことを以前話していたので、すでに私はその計画の波にのまれているのかもしれません。強い早稲田競歩の一員となった彼のこれからの活躍に期待です。明日はよろしく!

 

長くまとまりのない文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。雨の多い日が続きますが、体調に気をつけてお過ごしください。

それでは、失礼いたします。