こんばんは。山城より引き継ぎました。長距離ブロック1年の山田晃央(やまだこうよう)と申します。

山城くんの魅力はなんといっても学業と陸上競技の両立に全力で取り組む姿にあると思います。創造理工学部に在籍し、多忙な毎日を送る中で、彼は陸上競技に一切の妥協を許しません。暇を見つけては幅跳びの動画を研究するなど、日々努力を重ねています。なんと、昨日は３つの課題をこなしながらも、部員日記を仕上げたそうです。また、彼はどれだけ寝不足であっても笑顔を絶やしません。そんな彼のことを尊敬せずにはいられません。学業と陸上競技の二刀流を突き進む山城くんの今後の活躍に注目です！

 さて、初めての部員日記ということで、まずは自己紹介をさせていただきます。神奈川県の横浜市出身です。横浜出身といえば都会でおしゃれなイメージを抱かれるかもしれません。ですが、私の育った横浜は横浜駅から電車で10分、さらにそこから歩いて30分の緑豊かな所です。都会出身ぶっていますが、のどかな鶴見川沿いや日産スタジアムの周りでよく練習をしていました。また、最近はK-POPにハマっています。

長距離走との出会いは、小学生の頃に出場した地元の駅伝大会でした。人を追い抜く瞬間のワクワク感が、たまらなく楽しくて、仕方なかったのを覚えています。何より、チームで1つの襷を繋ぐ駅伝のスタイルに惹かれました。そんな頃、毎年お正月に祖父母の家で観る箱根駅伝に胸を躍らせ、「いつか自分もあの舞台で走りたい」と思うようになりました。気づけば、それは目標に変わり、私は小学校の感謝の会の舞台上で宣言していました。「中学では陸上部に入り、マラソンランナーへの道を走っていきたいです！」と。

本格的に陸上競技を始めたのは中学生の頃です。そこで、挨拶や返事に始まり、身体の使い方、長距離の走り方、そして全国大会までの道のりに至るまで私の陸上人生の基礎を叩き込んでいただきました。それから、高校3年間で燃え尽きるのではなく、箱根駅伝を目指して7年間かけてじっくり練習に取り組むことができるということで、系属高校の早稲田実業学校に進学しました。私は中学校と高校の6年間で長距離走に魅せられ、日々走ってきました。卒業後の今でも気にかけてくださっている、恩師の方々に結果で恩返しできるよう頑張ります。

今までの陸上人生において「長距離を走ってて楽しいの？」や「走ってる時って何考えてるの？」と聞かれることが多々ありました。

長距離走にも魅力はあります。もちろん、走り終えた後の達成感や自己ベストの更新など挙げれば切りがありません。ですが、なんといっても「考えて走ること」が1番の魅力だと私は考えています。ただ何も考えず走るのではなく、ペース配分やレース中の位置取り、ライバルとの駆け引きなど頭を使って走ります。自分の特性を理解してどんなレースプランなら勝てるのか、どんな練習をして自分のどんな部分を強化するのか、1番速くてかっこいいフォームはどんなフォームなのか。レース中はもちろん、練習の際も思考を巡らせます。しかし、考えたことが実際にレースでできるとは限りません。私はそこに長距離走の奥深さがあると感じています。

私は4年間の目標として「箱根駅伝優勝のメンバーになること」を掲げました。これは夢ではなく、実際に達成する目標としてです。私の周りには強すぎる先輩方と同じ目標に向かう頼もしい同期たちがいます。この環境は、自分にとって本当に恵まれたものだと実感しています。感謝の気持ちを持って全力で食らいついていきます。

欲張りな私は、駅伝のみならず、トラック競技も好きなのでこちらも頑張ります。ありがたいことに、1年目ながら東京六大学陸上、関東インカレ、日本インカレと3度も対校戦に出場させていただきました。しかし、結果としてはチームの目標であった「総合優勝」に対して、自分は何一つ貢献できなかった悔しさが強く残ります。それでも、今の自分の実力と大学陸上のトップとの差を肌で感じることができたのは大きな収穫でした。来年こそは胸を張って早稲田の一員になれるよう精進して参ります。また、この舞台を経験したからこそ強くなったと言えるよう、偉大な先輩方の背中を追って練習に励んでいきたいです。

明日の部員日記は中距離ブロックの吉田新です。新は高校からの付き合いで、共にインターハイを勝ち取った同志であり、ライバルです。公私共に私の心の支えとなってくれました。高校3年間を1番長く共に過ごしました。大学で競技を続けると聞いた時は嬉しかったです。陸上競技部のキャプテンをこなしながら学級委員を務め、さらに成績優秀、容姿端麗ときました。もう欠点がないですね。大学入学後も自己ベストを更新するなど、好調が続いているようで、日々刺激をもらっています。これからの早稲田の中距離を担う、大注目の選手です。ぜひ彼の活躍にも期待してください。明日はよろしく！

暑い日が続き、本格的に夏到来の予感です。みなさま体調にお気をつけてお過ごしください。最後までお読みいただきありがとうございました。それでは失礼いたします。