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五味彩花:咲け

こんばんは。河野桃々から引き継ぎました、短距離ブロック1年の五味彩花(ごみさやか)です。
昨日の日記から感じ取った方も多いと思いますが、桃々は本当に面白いです。ただ面白いだけでなく、その中には賢さと優しさが含まれています。だからこそ、桃々の話を聞くたびに、私は自然と引き込まれてしまいます。その魅力は、競技面でも同じです。動作について質問すると、いつも丁寧に、そしてとてもわかりやすく教えてくれます。本当にありがとうございます。今は私の方が一方的に頼ってばかりですが、いつか肩を並べられるように頑張ります。
さて、初めての部員日記ということで、簡単に自己紹介をさせていただきます。私は転勤族の家庭で育ったため、「地元」と呼べる場所は特にありませんが、現在は東京都世田谷区に住んでいます。世田谷の公立中学校を卒業後、早稲田実業学校高等部を経て、早稲田大学に進学しました。
陸上を始めたのは中学生のときです。小学生の頃はサッカーをしていて、当時から足の速さにはそれなりに自信がありました。そんな中、仮入部で先輩や同期の走りを見て圧倒され、「私ならもっとできるはずなのに」という悔しさのような気持ちが湧いてきて、正式に入部を決めました。動機としては浅いかもしれませんが、「できない自分が嫌いだから頑張る」という思いは、今も私が陸上を続ける大きな原動力になっています。
中学では都大会入賞が精一杯で、高校でも全国大会どころか関東大会にも出場できず、ずっと悔しさを抱えてきました。特に、高校3年生の都総体で敗れた日のことは、今でも鮮明に覚えています。陸上を続けるかどうか迷っていた私でしたが、「こんなところで終わりたくない」という思いが勝り、競走部に入ることを決意しました。この環境には言い訳のしようがないほど恵まれていて、自分よりレベルの高い仲間たちと切磋琢磨する中で、必ず結果を出して、支えてくれた人たちに恩返しをしたいと強く思っています。
大学の練習に本格的に参加し始めて、もうすぐ3ヶ月が経ちます。少しずつ成長を感じられるようになってきましたが、その成果がなかなか大会に表れず、もどかしい日々が続いています。でも、「ここで折れたら全部終わり」と自分に言い聞かせて、毎日もがいています。思うようにいかない日もありますが、それでも前を向いて、一歩ずつ進んでいきたいと思っています。目に見える成果が少なくても、土の中でしっかりと根を張るように、小さな努力を積み重ねていきます。そしていつか、自分の力で花を咲かせられるように。中学・高校では見ることができなかった全国の景色を、自分の足で必ず見に行きます。どうかこれからの4年間、温かく見守っていただけたら嬉しいです。
明日の部員日記は、競歩ブロック1年の金野真綾です。私が走っているときも、レストしているときも、真綾はいつも歩いている気がします。その姿を見るたびに、「すごいな、自分も頑張らなきゃ」と刺激をもらっています。競技に向き合う姿勢ももちろんかっこいいのですが、個人的な推しポイントは、かわいらしい見た目とは裏腹に、時々鋭い毒舌を放つところです。そのギャップがたまらなくて、いつもたくさん笑わせてもらっています。本当に最高です。ブロックは違いますが、これからもたくさん話そうね。
拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。最近は、梅雨なのか夏なのかよくわからない天気が続いています。どうか体調にはお気をつけてお過ごしください。
それでは、失礼いたします。