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部員日記

谷中天架:Clutch Up

こんばんは。髙津より引き継ぎました、ハードルブロック1年の谷中天架(たになかてんか)と申します。


髙津とは同じ紺碧寮に住んでいるため、日々多くの時間を共にしています。髙津はとても思いやりがあり、練習においても常に真摯に取り組む姿勢が印象的です。どんな時も周囲への気配りを忘れず、同じ寮で過ごす中で、多くの刺激を受けています。そんな彼女ですが、実はミスタードーナツが大好きなんです。以前一緒にドーナツを買いに行った際には、目を輝かせながら次々とドーナツをおぼんに乗せていく様子が非常に楽しそうで、そのギャップに驚かされました。普段は落ち着いている彼女だからこそ、その姿がとても印象に残っています。これから4年間、良き同期として共に切磋琢磨していきたい存在です。今度一緒にミスタードーナツの食べ放題行こうね!


(なお、写真は昨日行われた江東区陸上競技大会の帰り道に、ようやく入店できた4軒目のコメダ珈琲店で撮影したものです。都会では、コメダに入ることすら簡単ではなく、3軒連続の満席を経てたどり着いたシロノワールには、格別の達成感がありました。)


さて、初めての部員日記ということで簡単に私の自己紹介をさせていただきます。私は福岡県豊前市出身で、大分雄城台高校を卒業後、早稲田大学に参りました。豊前市は、山・川・田んぼ・鳥の鳴き声…とにかく自然に囲まれた「THE田舎」です。朝は鳥の囀りで目覚め、夜は街灯よりも星のほうが明るい、そんな環境で育ちました。電車は1時間に1本、コンビニまでの道のりは''そこそこ長めの散歩''。距離としては決して遠くはありませんが、豊前においてはそれすらも立派な外出イベントのひとつです。都会の便利さとは無縁かもしれませんが、その分、空気は澄んでいて人もあたたかく、帰るとホッとする、大切な故郷です。ちなみに、出身地を聞かれるたびに少し戸惑います。というのも、豊前市は福岡県に属しているのですが、地理的にも文化的にも「ほぼ大分」。実際、高校3年間を大分で過ごしたこともあって、生活の拠点や思い出の多くが大分にあるため、気持ちとしてはすっかり大分寄りです。最近では開き直って「大分出身です」と名乗ることも増えてきました。豊前市の皆さんごめんなさい。でもどちらも、私の大切な故郷です。

 

そんなことはさておき、陸上について話題を移したいと思います。陸上競技との出会いは小学生の頃でした。当時の恩師であるコーチに勧められ、陸上を始めたのが私の陸上人生の始まりでした。最初はただ走ることが楽しいという純粋な気持ちから始まりましたが、記録が少しずつ伸びていく過程や、試合で勝てた時の喜びに触れるうちに、陸上が自分の中で大きな存在になっていきました。本格的にハードルを始めたのは小学校5年生の頃でした。最初は慣れないリズムやステップに苦戦しながらも、ハードルをスムーズに越えられた時の爽快感に魅了され、次第にその面白さにのめり込んでいきました。中学では全国大会での優勝を経験し、そこで得た喜びと達成感は大きな自信となりました。しかし同時に「もっと上を見てみたい」という思いが芽生え、大分雄城台高校に進学しました。高校では、全国優勝を目標に日々努力を重ね、全国大会にも何度も出場する機会に恵まれました。しかし結果はいつもあと一歩届かず、2位や3位。日本一を目の前にしながら手が届かなかった悔しさは、今も胸に強く残っています。それでもその度に「次こそは」と自分を奮い立たせ、挑み続けてきました。勝つことの難しさ、自分の弱さ、そして積み重ねの大切さを、身をもって実感した3年間だったと思います。


そして現在、早稲田大学競走部の一員として早くも3ヶ月が経過しました。これまで3つの対校戦に出場させていただきましたが、そこでは自分の力を発揮することができず、悔しさばかりが残っています。臙脂のユニフォームを身にまとい、チームの一員として戦う誇りと責任を改めて痛感するとともに、もっと強くならなければと心から思いました。「勝負の神様は細部に宿る」というように、結果変えるのは、才能でもなく偶然でもなく、日々の小さな積み重ねだと改めて気付かされました。だからこそ、どんなに地味でも、どんなに遠回りでも、目の前の課題から逃げずに、自分の弱さと誠実に向き合い続けたいと思います。今の自分がどこまで通用するのか、どこまで辿り着けるのか。限界を知るために、限界を超えるために私は挑戦し続けます。まだまだ力不足ではありますが、焦らず腐らず、目の前の課題に丁寧に向き合いながら、少しずつでも前進していけたらと思っています。臙脂をまとい、勝利という形でその責任を果たせる選手になります。必ず、結果でその意志を証明して見せます。これからの4年間、苦しい時も悩む時もあるかと思いますが、歩みを止めることなく進み続けますので、どうかその姿を見守っていてください。

 

明日は跳躍ブロック1年の平山果歩に引き継ぎます。平山とはブロックは違いますが、気づけばなぜかよく一緒にいて、気づけば仲良くなっていました。特に何か大きなきっかけがあったわけでもないのに、自然と距離が縮まっていました。今ではついなんでも話しかけたくなるような、不思議と安心できる存在になっています。多分本人はそこまで深く思っていないかもしれませんが(笑)、私は勝手に親しみを感じています。ちなみに彼女、氷を食べるのがやたらと好きです。練習前後に黙々と氷をかじっている姿は、もはや夏の風物詩。初めて見た時は思わず二度見しました。そんなギャップのある一面も魅力的ですが、いざ練習になると空気が一変。集中した眼差しで、自分の課題と真っ向から向き合う姿には、こちらも刺激をもらっています。明日はそんな彼女の番です。よろしく!

 

拙い文章でしたが、最後までお読み頂きありがとうございました。連日の暑さに私はクーラーが恋しい毎日ですが、皆さまも体調にはくれぐれもお気をつけください。それでは失礼します。