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安心院大渡:あじぱん始動

こんばんは。鹿毛丈から引き継ぎました。短距離ブロック2年の安心院大渡です。
鹿毛は私にとっても最高のライバルです。練習、試合ともに、彼には負けらないという思いは常に持ち合わせています。鹿毛は練習の継続力があります。どんな時も怪我をせず、グラウンドでは毎日のように“カゲジョ‼︎”という応援の声が響き渡っています。私が怪我をしている期間、彼の走りに何度も刺激をもらい、負けられないという想いを幾度となく抱いてきました。鹿毛は私に対していつも怪我の状態を聞き、「無理するなよ。」という言葉をかけてくれます。常に焦りの気持ちがあった私にとって彼のその何気ない一言が焦る気持ちを緩めてくれました。
昨日の部員日記にあった通り、先日復帰戦のレースを彼と一緒に走ることができました。ライバルである鹿毛と一緒に400mを走り切れたことが何より嬉しかったです。ただお互いに記録はまだまだ。こんなところで燻っている場合ではありません。これからも切磋琢磨して、必ず一緒に臙脂を纏おう!
先日、復帰戦であり、今シーズン初戦となる試合を迎えることができました。
今年の2月中旬に私は恥骨部位のグロインペインを発症してしまいました。春先のシーズンインを迎える直前の出来事でした。冬季の鍛錬期間を順調とは言えずとも、確実に“積むこと”ができていました。それだけにシーズンインを目前にした私にとっては気持ちの整理が追いつかなかったことを覚えています。私の今シーズンの目標はインカレで臙脂のユニフォームを身に纏い早稲田の総合優勝に貢献することでした。グロインペインを発症してからもその想いを胸に秘め、リハビリに奔走し、Power Maxと向き合い続けました。自分の中では、段階を踏んで順調に復帰できていたつもりでした。しかし、インカレの標準締め切りまでに仕上げらなければならない、どこかに強い焦りの気持ちがあったのかもしれません。
4月中旬にグロインペインからの復帰段階でハムストリングスの肉離れを発症してしまいました。ただただ頭が真っ白になりました。もうインカレには間に合わず、また何もかもゼロスタートとなってしまったからです。それと同時に痛感したのは自分自身への甘さです。主観的に順調に復帰できていると自負していた自分への甘さ。考えた時に、もっと復帰の段階でできることがあったのではないか、慎重にやらなければいけない部分があったのではないか、様々な想いが交錯しました。
ただやるべきことはすでに決まっていました。一日でも早く怪我を治し、毎日やるべきことを最大限やり続けるだけ、ということです。もう一度リハビリに対して1から向き合い、私自身にとっての最善のやり方を思考し続けました。
正直怪我はしないほうがいいです。そして当たり前ですが、怪我の期間を生かすも殺すも自分次第。私は怪我の期間を自分にとって追い風に変えることができると考えています。人一倍思考を繰り返すことができ、普段とは違った様々視点から自分の弱さにアプローチできます。また自分自身の考えを言語化し、共有できる時間でもあると思います。しかし、この5ヶ月間を無駄ではなかったと、そう言えるためには記録を追い求めるしかありません。
井上主将が集合でいつも「自分自身の選択に責任を持って欲しい」とおっしゃっています。自分自身の選択に責任を持ち、その選択を自分自身の追い風へと変える。この怪我の期間の自身の選択が正解だったと言えるよう、記録を追い求め、精進していこうと思います。
明日は短距離ブロック三年の関口裕太さんにお願いしました。昨日急なお願いとなりましたが「しゃーなしな」と言って引き受けていただきました。ありがとうございます!
関口さんは先日の日本選手権男子100mで3位入賞されました。テレビでの観戦となりましたが、関口さんの走りに圧倒されるとともに、鳥肌がたちました。本当にカッコ良すぎました‼
関口さんとは寮の部屋が一緒で、寮では最近今川焼きをお裾分けしていただいたり、私を脅かしてきたりなど毎日楽しい日々を過ごさせていただいています笑。ただそんな中でも関口さんの陸上競技に対する情熱や執念には常日頃からすごいものを感じます。日本の最前線で戦い続ける関口さんと生活場所や練習環境が同じであることに幸せを感じますし、刺激を受け続ける毎日です。
大好きな関口さんにまわすことができて嬉しいです。明日はよろしくお願いします‼︎
拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。猛暑の日々が続いています。くれぐれもご自愛ください。
それでは失礼します。