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部員日記

関口裕太:歩みを決して止めない。


こんばんは。安心院から引き継ぎました、短距離ブロック3年の関口裕太です。


安心院くんとは寮で同じ部屋。最近は近くのスーパーで買った冷凍の王版焼きを一緒にチンして食べ、「罪悪感を半分こ」しています。用事もないのに部屋をのぞいたり、たまに驚かせたりしてストレスをかけているかもしれませんが、可愛い後輩なのでついついちょっかいを出してしまいます。


そんな安心院くんですが、グラウンドでは遅くまで練習し、「自分のやるべきことをやる」という芯をしっかり持った選手です。ここ数年は怪我に悩まされ、なかなか試合にも出られない時期が続いていましたが、先日の大会では初戦とは思えない走りを見せ、菅平合宿の参加標準も突破。自らチャンスを掴み取り、大きく飛躍しようとしています。

(個人的には、日本選手権の結果よりも、安心院くんの復帰のほうが少し嬉しかったかもしれません。)

このままの勢いで、ドーン!と特大記録を出してほしいですね。これからもよろしく!


さて、話は変わりますが、先日「日本一」を決める日本選手権が行われました。

私は男子100mに出場させていただき、予選では自己ベストを更新しました。さらに決勝にも駒を進めることができ、結果としては3位という成績を収めることができました。

初めての日本選手権。どんな景色が見られるのだろうとワクワクしていましたが、実際はあっという間に終わってしまいました。ただ、その中で自分の中に強く残っている言葉があります。


「チームみんなで戦った100m」


この舞台に立てたのは、決して私一人の力ではありません。

監督・コーチ陣の皆さんの励ましの言葉、トレーナーさんのサポート、家族のあたたかい応援、仲間からの心震える応援、恩師からの熱いメッセージ。

そして、共に本気で競い合い、限界を引き上げてくれた選手みなさんの存在。

その一つひとつが、私の背中を押し、ここまで連れてきてくれました。


初出場で3位という結果に対し、一定の評価はしても良いのかもしれません。

しかし、私は何一つ満足していません。私のゴールは、東京世界陸上で世界と戦うことです。

その夢が叶うまでは、私は喜びません。喜べません。


8月24日までの標準記録突破期限に向け、歩みを止めることなく走り続けます。

絶対に標準を突破してやる。それが今の目標です。その先にある“世界”を見据え、これからも全力で挑んでいきます。

そして私は、この臙脂を背負って戦う意味と覚悟を、胸に刻んでこの色にふさわしい選手であり続けるために、これからも覚悟を持って挑み続けます。


まずは、日本選手権で応援してくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。

今後とも、どうか応援のほどよろしくお願いいたします。


そして明日は、短距離ブロック2年の権田くんが日記を担当してくれます。

権田くんとも同じ部屋で、毎週月曜日には一緒に東伏見の授業に行き、お昼に上海菜館で麻婆炒飯を食べるのが恒例です。あの麻婆炒飯は、たぶん何か危険な成分が入ってるんじゃないかって思うくらい、うますぎます。笑


そんな毎日を共に過ごしている権田くんですが、練習では先輩にも引けを取らない走力で、「誰にも前を走らせない」そんな強い意志を持って走っているのを日々感じています。

努力を重ね続けている彼に、いつかきっと花が咲く。その日を、僕は心から楽しみにしています。


今週末は日本選手権リレーも控えています。個人でもリレーでも欠かせない、早稲田の戦士。どんな走りを見せてくれるのか、期待しかありません。きっと素晴らしいレースを見せてくれるはずです。キバレ!


それでは、明日の部員日記もお楽しみに。


長文に最後まで目を通してくださり、本当にありがとうございました。

気温の高い日が続いていますので、どうか気をつけてお過ごしください。

失礼いたします。