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富樫優:のりしろの話

こんばんは。田中美雪さんから引き継ぎました。マネージャーブロック3年の富樫優です。
美雪さんといえば、
マクドナルドでは必ず侍マックを注文し、
少食のくせに焼肉きんぐの「韓国フェア」はリピートしたいと言い、
コナズ珈琲に行けば、期間限定には目もくれず、モチコチキンパンケーキを選びます。
ここまで美雪さんの好物を自然に思い出せるのは、それだけこの2年間、私たちが長くて濃い時間を一緒に過ごしてきたからだと思います。
私が初めて所沢のグラウンドに行った日、対応してくれたのが美雪さんでした。
自分が理想としている大学生活は送れないかもしれないと、入部を決めかねていた時に美雪さんと話をし、「この先輩にならついていってみてもいいかもしれない」と思いました。
大して面白くない私の話に大爆笑し、「あーー優ちゃんと出会えて良かった!」と言ってくれる愉快な先輩です。
私が競走部に入ったことを正解にしてくれて、ありがとうございます。
※今日は(も?)ご飯断ってごめんなさい。野菜のあるお店には着いていきます…わがままな後輩でごめんなさい……
実は私は、「競走部のマネージャー」という顔の他に
「国際学生寮の寮長」というもうひとつの顔を持っています。
その活動の一環として以前、寮生同士が気軽に交流できるように、スポーツを通したイベントを企画して開催したことがあります。
イベント当日は、寮生の引率が寮長としての役割でしたが、体力に自信のある私は、最終種目のリレー要員となりました。競技前は、「所詮遊びでしょ!」くらいの気持ちでした。
しかし、リレーが始まってみたら、誰よりも声を出してチームを応援し、スタート直前はド緊張している自分がいました。
あの体育館にいた中で、「勝ちたい」と一番願っていたのは間違いなく私です。
寮生に楽しんでもらうためのイベント。終わってみたら私が一番楽しんでいました。自分の幼さと大人げなさには恥ずかしくなります。
でも私はこの日、大学生になっても勝ち負けにこだわれる自分がとても好きになりました。
どんなことにも熱くなれる真っ直ぐさが、私の良さだと思いました。
ここまでだと、ただの自己愛が強いマネージャーの話で終わってしまうので、もう少しお付き合いください。
陸上は私の人生そのもので、大学でも部活動が生活の中心でした。
けれど、そんな私の良さは、グラウンドから遠く離れた、寮での暮らしの中で見つかりました。
このように、自分の良さに気付けるタイミングなんてどこにでも転がっています。
私は選手を尊敬していますが、選手を絶対に甘やかしません。
それは、本気で向き合ってみないと気づけない、自分の良さや見えない景色があると考えているからです。
物事に本気になれるきっかけは、人それぞれ違います。
でも、「足の速さ」のような目に見える強み以外にも、自分の良さがあると気づけば、人はもっと、自分の歩幅で努力できるんじゃないかと思っています。
そんな人としての「余白」を作ることが、私のこの部での役割なのかもしれないと、最近は思うようになりました。
だから私は、選手の変化や良さに気づいたら、どんな小さなものでも伝えきります。厳しいこともいいます。
嘘がつけない私の言葉は、聞く人にとってどのように伝わっているかはわかりません。
でも、強者が揃ったこの部で埋もれかけた「自分」を見つけ、それを自分なりのことばと生き方にできるまで、私は選手と話をし、向き合い続けたいです。
明日はハードルブロック2年の林美希に回します。
尊敬する井上さん、美雪さんから回ってきた今回の日記を、誰に託すか本当に悩みました。
だから今回は、「部員日記が回ってきた日の練習の"富樫的"ハイライト」に回すことにしました。そして、水曜日の練習での私のハイライトは、美希ちゃんでした。
「計測ありがとうございました!」と律儀に挨拶しに来てくれただけでなく、その日は
「富樫さん、私今日まじで足遅かったです。どうしましょう?」と変顔付きで声をかけてくれました。
いつも、見返りを求めず私との会話を楽しんでくれる、美希ちゃんの素直さが好きです。
林美希というカリスマ選手が今、怪我から復活しようとしています。そんな大切なタイミングでの彼女の言葉は、もう今後一生聞けないかもしれません。明日は、美希ちゃんの"今"の日記を楽しみにしています!
最後まで読んでくれた方へ!
「最近、あなたが怒りを感じた出来事」 をエントリーシートで書く必要があります。
おっとりしていて、怒ることがほとんどない富樫にここ最近怒られた方、ぜひ申し出てください^^
エピソードお待ちしております^^^^