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部員日記

山本真菜:3年分のラブレター

↑奈々子さんと初めて表彰台に立った時の思い出の写真です。


こんばんは。

奈々子さんより引き継ぎました短距離ブロック3年の山本真菜と申します。

入部当時、女子短長ブロックは奈々子さんと私の2人っきりでした。その分コミュニケーションも多く、支え合って励まし合って鬼メニューにも2人で立ち向かってきた日々を部員日記を書きながらふと思い出しました。


奈々子さんは本当にストイックな方で、鬼メニュー+αで走ると言い出すなんで日常茶飯事。ひよっこ1年生だった私は唖然としながらも、金魚のフンのようにひっついて練習していました。


その時から「奈々子さんと一緒に表彰台に乗る」これが私の目標になっていました。私の思い描く勝利にはいつも隣に奈々子さんがいました。


この3年間、奈々子さんの背中を1番見てきたのは、憧れ追いかけてきたのは間違いなく私です。苦しい日も、楽しそうな日も、飛ぶように生き生き走る日も、なんかめちゃくちゃ走ってる日も毎日沢山見てきました。


だからこそ、奈々子さんのいない練習は一つの目標を失ったような喪失感があります。それだけ私にとって奈々子さんの存在は大きなものでした。


とはいえ来シーズンは奈々子さんにいっぱい褒めてもらいたいので、下を向かず目標に向かってコツコツ頑張ります。

奈々子さんの繋いでくれたバトンはしっかりと受け継ぎます!




日本インカレや日本選手権などの主要な大会が終わり、競走部にも代替わりの時期が近づいてきています。

やはり、沢山お世話になった1つ上の学年が引退されるというのは、今まで以上にどうしようもない寂しさがあります。



この時期になって、この111代目が大好きだったなぁと改めて思います。

競技でも人間性でも憧れずにはいられない井上主将に大川主将。責任感と覚悟を持ってそれぞれを引っ張っていく各ブロック長。真摯に競技に取り組み、かっこいい背中を見せてくださった先輩方。トラックでも大活躍の山口主将を筆頭とした圧巻の長距離ブロック。


男女種目関係なく仲が良く、それでいて馴れ合いではなく時には厳しいことも言い合い、勝つために全員が同じ方向を向いていました。


これほど個々の連携がとれた学年は、後にも先にもないのではないかと思います。

私たち後輩も「この代で勝ちたい。先輩方を勝たせたい」心からそう思えるチームでした。



グラウンドに高らかに響く徹朗さんの応援。「おはよう」と柔らかい新田さんの笑顔。井上さんのありがたいお話。玄鷹さんのテーピング。友彬さんの寝癖。山越さんの鼻歌。美雪さんの読み上げ。


練習の風景を思い返すだけで1人1人の先輩方の顔が浮かびます。

それだけ私たち1人1人と密に接してくださり、後輩との交流を大切にしてくださっていたのもこの代のすごいところです。



111代目を牽引する先輩方の下で競技ができたことは私の誇りです。先輩方の勇姿やかけてくださった言葉、繋いだバトン。一つ一つが鮮明な記憶として一生私の中に残り続けると思います。


そして、この111代目は憧れでありながら、越えなければならない高い壁です。

先輩方が残してくださったものを受け継ぎ、早稲田の歴史を繋いでいけるよう、私たちも精進して参ります。



先輩方への愛を綴ってしまいましたが、まださよならを言うには少し早いですね。

多くの先輩方の引退試合になるだろう早慶戦が、8月11日(月)  日吉陸上競技場にて行われます。

先輩方が有終の美を飾れるよう全力で応援・サポートさせていただきます!

ぜひご来場ください!





明日は短距離ブロック3年の上島周子にお願いしました。引き受けてくれてありがとう!

私が最もよいパフォーマンスを発揮するのは、身体の調子がすこぶるよい時でも、強い追い風が吹く日でもありません。

周子が前でバトンを待ってくれている時です。


周子に渡せば何とかしてくれるんじゃないか、周子に情けない走りは見せられない、0.1秒でも速く渡したい。私にとって彼女はそんな風に思わせてくれる存在です。


体調を崩して練習に参加できなくなってからも彼女はずっと声をかけ続けてくれました。「もう十分頑張ってるよ」「焦らなくていいんだよ」「早くマイルに戻ってきて〜( ;  ; )」。彼女の温かい言葉にこの半年間何度救われたか分かりません。


彼女は強い選手ですが、決して強い人間ではないと思います。周りが見えすぎるがあまり苦しんだり、人のために悩んだり、そんな繊細で優しい一面も彼女の魅力です。

だからこそ私は周子を支えていきたいし、一緒に戦いたい。周子にとって誰よりも背中を任せられるような存在になりたいです。


そうなるためにも早く周子に追いつかなければなりません!待っててね周子!!!



拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。

暑い日が続きますのでご自愛ください。