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眞々田洸大:クオリティー
こんばんは。西さんから引き継ぎました短距離ブロック3年眞々田洸大です。
久しぶりの部員日記かと思っていたら、意外と1ヶ月ぶりでした。今回もお付き合いいただけたら幸いです。
わざわざここで僕から紹介するほどでもないくらいではありますが、今季は勝ち続け、僕たちを救ってくれた尊敬する漢です。時には辛口だなぁと思ったこともありますが、それは様々な経験をしてきて結果を残してきた選手として、誰よりも説得力のある発言になっています。昨年から「お前は来年以降、核にならなきゃいけない人間だぞ」と言い続けてくれ、大会や練習を重ねるごとに評価をしてくれて、西さん自身の考え方が僕の競走部の選手としての活動に大きな影響を与えてくれています。僕の中で“背中で語れる”“憧れ”の感情を持てる選手はきっとこういう人のことを言うのかなと。今週の日本選手権リレー、絶対に勝ちましょう!!臙脂最後のレースを笑顔で、4年間を締めくくれるように僕も全力を尽くします。シーズン終わったらまた乾杯しましょう。
この1ヶ月は自分の人生において非常に大切で濃い期間になりました。
まずは、日本インカレと一昨日の新潟でのグランプリレースへのご声援ありがとうございました。
結果として400m優勝、4×400mR8位ではありましたが、手応えと経験を強く感じました。正直、400mは学生のレベル自体も上がっていた中で、事前ランキングは入賞圏外と不安な気持ちがありました。その不安の中でも、このシーズンを通して掲げてきた目標に対してのアプローチは間違っていないという自信と、練習を確実にやり遂げ積み重ねてきた自信、この二つの自信がスタートラインに立った時にこれまでにない自分の姿になっていたのではないかなと振り返ります。天智龍さんが主体となって大きな目標として掲げてきたこの大会で、どれだけ自分が大好きな競走部に貢献できるのか、その一心の取り組みが個人として結果になったと思います。
しかし、対校戦というものは最後まで何が起こるかわからないと痛感したものでもありました。それは良い意味でも悪い意味でもあります。リレーでは監督・コーチ陣、そしてメンバーと掲げてきていたプラン通りに進んでいました。しかし起きてしまったミス、誰が悪いでもなく、最後の最後まで詰め切れなかったのがチームの結果としてあのように出てしまったように思います。悔しい気持ちは勿論あります。しかし僕たちにとって大きな手応えを感じるレースには確実になりました。対校戦の借りは対校戦でしか返せない、来年勝つつもりではありますが、ここまで来るまでに数えきれないくらい僕に尽くしてくれた先輩方と最後に挑戦できる日本選手権リレー、勝ち取ります。
初のグランプリとなった先日のレースは、課題が大きく残るレースとなりました。やはり、日本インカレで勝った以上、自分の心の中には「もう二度と負けてはいけない」という気持ちが出てきます。これは今日の練習でも昨日の部員日記でも西さんからの言葉でもあります。自分のやるべきことを全うする、冷静さを保つ、そして高校の監督の「弱かった自分を忘れるな」。この言葉が僕の今後の鍵となると思います。周りのサポートや声援をたくさん受け、自分が成り立っているということを忘れず、常に“挑戦者”として望んでいきます。
昨日、早稲田アスリートプログラムの講演会として、日本代表として世界で活躍されている女子100mHの寺田明日香選手の講演会に参加をしました。このシーズンを通して自分の中で陸上競技に対する捉え方が昨年に比べると変わりつつあったこのタイミングで、日本のトップで戦い続ける方の話を聞けたことが、非常に貴重で、心に響くものがありました。
そのなかで何度も言っていた『夢中』という言葉が印象的です。
「『夢中』が一番の努力に繋がる」「自分が『夢中』になれる方法を探す」
この夢中という2文字からでも枝分かれして捉えられることは多いと思います。今を大切にする、夢中が競技内外の自分自身を豊かにする、様々あると思いますが、これがきっと原動力となって、見えていく世界が変わっていくことに繋がるのではないかと感じられました。
いよいよ4年生が引退し、代替わりが近づいてきています。4年生が抜けた後の競走部がどのような色になるのか未だ綺麗な想像は難しいですが、作り上げてきたものを継承していきつつ新たな代を作り上げていかなければなりません。背中で語れる選手、先輩になるために、陸上競技が好きだからという『夢中』を大切にし続けることが、自分の根底に居続けるものであるべきことだと今回の講演を経て思いました。そこから生まれる言葉の重みであったり、姿勢だったり、それが周りに影響として及ぼせるような選手になっていきたいです。
明日は女子主将の川村さんにお願いをしました。引き受けていただきありがとうございます!
皆が口を揃えて言うように容姿端麗で、加えて走りで虜にする最強な武器をお持ちの先輩であります。2年ぶり2回目の優勝で日本インカレ女王となり、一昨日の人生最後の400mHレースで自己記録を更新して有終の美を飾りました。最後のよんぱーレースを生で応援出来て嬉しかったです!川村さんは誰に対しても、どんなことでも(ダル絡みでも)真摯に向き合ってくれているように感じます。人って難しいことに目を背けることもあると僕は思っているのですが、正直川村さんがそんなことをしたのも聞いたことも見たことはありません。女子が好調だったのは女子主将として川村さんの優しさ人柄に皆が包まれていたからなのではないかなと思います。引退されるのが何とも惜しいですが、最後に後輩と一緒に400m走って引退する!というこの上ない過酷で究極の優しさを15日の記録会でするようです。目先の日本選手権リレー、男女ともにいい形で締めくくれるように一丸となって頑張りましょう!最後の最後で回せて光栄です!明日は宜しくお願いします!
10月に入り、気温も低くなってきました。体調にはお気をつけてお過ごしください。
今週国立競技場で開催される日本選手権リレー、早稲田大学競走部へのご声援、よろしくお願いいたします。
長々と記させていただきましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。