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部員日記

森田陽樹 : 寝ない兎

こんにちは。

上島から引き継ぎました。

短距離ブロック3年の森田陽樹です。


上島は今年から競技力が飛躍的に向上し、今や学生の短距離界を、牽引しているといっても過言ではないでしょう。今後も持ち前のパワーと笑顔で競走部を、そして陸上界を引っ張っていってほしいと思います。昨日の部員日記にもありました通り、試合後、一目散に声かけてくれるのは上島です。いつか、レース後におめでとうと言い合えるよう頑張りたいです。

また、今年の学生個人の後、彼女は私に「試合でこんなに悔しい想いをしたのは初めてだ。もう誰もこんな想いをしてほしくない。私がチームを引っ張りたい」と強く、熱い想いを話してくれました。上島が今シーズンから本格的に400を始めるようになり、話す機会も増えましたが、これほど競技に対して貪欲で負けず嫌いな一面があるなんて知らなかったです。共に早稲田の400を引っ張っていければと思います。

山崎の紹介にもありましたが、上島の強みは周りが見えていることだと思います。競技力で部を引っ張りながらも、部員一人一人に寄り添いながらチーム全体を見ている。まさに、リーダーの鏡。我ら112代目の女子主将は上島しかいないでしょう。私たちで強い早稲田の400を創り上げましょう。そして、112代目で覇者となりましょう。




112代目、副将として活動することになりました。私らしく、私の副将を体現していく所存です。



副将に求められることは何か。

一つは、主将である関口の言葉を紡ぎ、伝えること。決して1人にしない。幹部の部員、そして112代目を率いる35人全員でチームを引っ張っていく、そのための架け橋となります。「主将のサポート」というような曖昧な言葉を使わずに、共に112代目を創ります。もう一つは、チームを背中で引っ張る存在になること。得点として、競技力で、背中でチームを引っ張ります。これまでは、「チームに貢献します」という言葉を多く発してきましたし、私自身もチームに対してそう想ってきました。ただ、最上級生となり、部を牽引する立場になった以上そんな当たり前のことを易々と口にすることはできません。私自身が、圧倒的な競技力で部を牽引していきたい。そう思います。そして、早稲田記録を打ち破り、早稲田史上、最も速いロングスプリンターになることが目標です。



これまでの紹介でもありました通り、今年のスローガンは、「覇者で在れ」です。

今年は関東インカレ、全日本インカレで短距離の優勝がありませんでした。表彰台は獲得できてもあと一歩、チャンピオンにはなれなかった。また、表彰台をあと一歩で逃してしまう、決勝まであと数センチ足りなかった。このような結果が多かったと思います。私自身もそのうちの1人です。

狙っていた学生個人選手権では4位、日本インカレではようやく4位という呪縛から抜けられたものの2位。さらに、競技レベルも向上し、グランプリを走る機会も増えましたが、シニアを相手に戦えていないのが今の私の現状です。そして、今年は何と言ってもマイルリレーが苦しいシーズンでした。これまで3年間、早稲田のマイルを背負い戦ってきましたが、今年こそはと両対校で勝利を誓ったものの、現実はそう甘くありませんでした。



私は入部以来、マイルに対して特別強い拘りを持ち、全力を注いできました。その原点は高校3年生の時に目にした日本選手権リレーにあります。ライブ配信で、完全に臙脂がレースを支配していた圧巻の走りを目にし、心を奪われました。そこには、単なる早稲田大学の強さだけではない「何か」があり、素直に「早稲田、かっこいい」と胸が震えました。

高校陸上を終えた当時、漠然とやり切れない想いが残り、「大学でも競技を続けたい」「まだ自分はやれる」という気持ちはありました。しかしそれ以上に、「自分もこうなりたい」「この先輩方と練習したい」という強い憧れが、競走部で陸上を突き詰め、自分がマイルを走るという、強い決意へと繋がりました。




「覇者で在れ」というスローガンには、王座を奪還し、覇者早稲田を取り返すという想いが込められています。111年分の誇りと覚悟をもち、必ず覇者になります。

そのためには、部員一人一人が強さを求めてがむしゃらに競技に打ち込む必要があるはずです。私はその強さの象徴となる存在を目指します。強い短長を、強いマイルを、そして強い112代目競走部を創造していくために一日一日を大切に、尽力いたします。あと一歩で逃したタイトル、表彰台、そのピースを埋めるためのチーム作りを、思考し続けます。副将に、短長ブロック長になってまだ4日目ですが、試行錯誤しながらやっていこうと思います。




最後に4年生の皆様、今まで大変お世話になりました。中でもこの一年、ブロック長として短長を引っ張ってくれた清水奈々子さんにはものすごく助けられました。メニューの相談をはじめ、私の課題や取るべき選択を共に考え、支えてくれました。私は心から奈々子さんがブロック長でいてくれて良かったと感じています。全日本インカレ3日目の夜、絶望的だった私でしたが、奈々子さんのおかげでなんとか前を向けました。ありがとうございました。早稲田の短長はお任せください。





明日は副務の木村に引き継ぎます。

木村といえば冷静沈着、必殺仕事人といった言葉が似合います。常に一歩先を考えており、チーム運営の際には彼の存在が欠かせません。また、マネージャー業務だけではなく、この前の夏季菅平合宿では、最後のダボス300を悠々と駆け上がり、見事優勝を勝ち取っていました。普通にすごいです。これからもいろいろと頼りにしてます。


木村はito以外は決断が早く、まさに英断を体現する男です。日頃からチームのために動き、的確な判断で物事を前に進めてくれます。さらに、彼と私は身長も体重もほとんど同じで、なんだか運命的なものを感じます。

これからも112代目を一緒に創り上げていきましょう。


明日はよろしく!



暑さの厳しい日が続きますが、皆さまどうかご自愛ください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは失礼します。