
最新ブログ
田中美雪:残ったもの
こんばんは。
林桜より引き継ぎました、マネージャーブロック4年の田中です。
桜には、本当に支えてもらっています。嬉しいこと悲しいこと悩んでいること、自分の頭の中に出てくる大抵のことは桜に共有していました。桜の前で泣いたこともあります。その度、美雪さんなら大丈夫と励まし続けてくれ、必ず味方でいてくれました。自分は一人じゃないと思うことができました。これは支えてもらったのと同時に桜から学んだことでもあります。絶対的な味方がいるからこそ、自分に自信を持つことができる、進むことができる。私は選手にとってそのような存在でありたい。私にとって桜は自分の理想とするマネージャーへの道標であり、大事なことを教えてくれました。いつも本当にありがとう、尊敬しているのはこっちだよ。活動場所も時間も違うけれど、桜が頑張っているから私も頑張れています。桜と同じ競走部員であれること、マネージャーブロックの一員であれること、誇りに思います。桜が早稲田の学連幹事として胸を張れるよう私も自分のフィールドで頑張りたいと思います。これからもよろしくね。
さて、少し時間が経ってしまいましたが、
8/11(月)に第101回早慶対抗陸上競技会が行われました。ご協賛を賜りました企業のみなさま、運営に携わってくださった方々、会場に足を運んでくださった方々、誠にありがとうございました。みなさまのおかげさまで無事、大会を開催することができました。この場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
先日の六大学対校戦に続き、
この早慶戦には、深い、深い想い入れがあります。
感謝と反省と学び、沢山あります。
全てここに書き留めたいのですが、まだ思い返すだけで涙がこぼれてしまうほどに、整理ができていないです。完結した後、もし機会があればまた綴らせていただきたく思います。
早慶戦は、一般種目の同期の大半とって引退試合となるものでした。
そして私もこの試合を区切りに一般種目中心のマネージャーから長距離側へとシフトしました。
今日は、その過程で感じたことを書きます。
こんなことをいったら山口に失望されてしまうかもしれませんが、
私は、箱根駅伝で総合優勝しようと口にすることが怖いです。
手を抜いて生きた日は一日もない。
でも、今の私にはまだ言えなくて。
入部をした三年と半年前から今日まで、一般種目を中心に見させてもらいました。その為、全体のマネージャーではあるものの、活動時間の関係で長距離との接点は必然的に少なかったです。しかし、早稲田大学競走部は、競走部であり、駅伝部は存在しません。寮生については、ブロック問わず同じ屋根の下で生活をしています。また、インカレや駅伝も全て「競走部」として戦います。このように競走部が名実相伴った組織であることは確かです。ただその中で、私には長距離の練習を見ることができていなかったという事実がありました。理由は、上述の通りです。長距離側にシフトするにあたって、これがずっと引っかかっていました。これまで練習を見れていない身が、何をサポートできるというんだ。みんなの力になりたい、箱根で総合優勝したい、なんて思っても口にする資格などあるのか。しかし今日までの3年半、私は競走部のマネージャーとして自分が出来ることを真っ当した。それは何もグラウンドで過ごした時間だけではない。それでも、練習を見れていないことはマネージャーにとって致命傷だった。だから、4年のこのタイミングで合流し、みんなと一緒に走ることに、どこか後ろめたさを感じていました。自分はここに居ていいのか、余所者なのではないか。今日までに掛けてきた時間と行動だけでは、その事実を癒すことはできなかった。
だけど、こんなことを考えるのはもう終わりで、
終えるために、ここに書きました。
時間はない。
全て取り返し、箱根に向かいたい。
選手一人ひとりの味方でありたい。
そして、決して忘れてはいけない、12人のマネージャー、
白石、幸佑、増永、山崎、木村、富樫、髙木、啓太朗、眞下、浅川、桜、木暮、居てくれるみんなにとって、居る価値のある人間でありたい。
私のもう一つの3年半を埋めてくれるのは、インカレの結果でなければ、箱根の結果でもない。隣の誰かでもない。今日から1月3日までの自分の行動。だから、私は今日も誰よりも必死に生きる。
明日は、長距離ブロックの辻陽介にお願いしました。
私は気まぐれで部員日記を読むのでリアルタイムで追えておらず申し訳ないのですが、辻くんが以前書いた部員日記を今更ながら読みました。19歳のときにここまで多くのことを感じ、言語化し、自分に落とし込んでいるのかと震えました。彼にとっては当たり前のことなのかもしれませんが、少なくとも2年前の自分にそのような感受性はありませんでした。こんなにも考え、こんなにも自分と向き合っている、彼の人生に対する本気度を感じました。そしてそれは部員日記を超え、競技に対する日々の取り組みとその記録にも表れていました。今、辻くんは走っています。走れる状態になるまでに恐らく色んなことがあり、立つ壁も少なくなかったのではないかと思います。それでも一つ一つ乗り越え、今日も走っているのだと思います。でも私は、昨日今日の辻くんしか知らない。だから言えることは何もないんだけど、伝えたいことはあって、それはこの先何があってもあなたを応援してくれる人は必ずいるということ。辻くんの真っ直ぐな姿勢は必ず誰かに届き、誰かを動かす。自分を信じて自分に期待してこれからも走ってね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
私はやるべきことをやることに、理由なんていらないと思っていました。
でも、私にはこんなにも頑張れる理由がある。
これがどれだけ恵まれていて、幸せなことなのか。
私が競走部で得たものはこのような無形資産です。
競走部で活動する残りの時間、続く人生もこれらと共に突き進んでいきたいと思います。
それでは失礼いたします。
Powered by Froala Editor