最新ブログ

  1. HOME
  2. BLOG
  3. 辻陽介:泣く、ということ。
部員日記

辻陽介:泣く、ということ。

「こんばんは。美雪さんから引き継ぎました、長距離ブロック2年の辻陽介です。



部員日記といえば美雪さん。
私はずっとそう思っています。
回してくださりありがとうございます。

2週間ほど前から長距離の練習に参加するようになった美雪さんですが、これでもか、というほどたくさん話しかけてくれます。私が超音波を使っている時はずっと話しています。ポイント練習のときも、ジョグのときも、見かけるたびに応援してくれます。さすがに気持ちを隠しきれていないですね。


美雪さんが綴る文章には、「間」があります。
行間がある、というのもそうですが、美雪さんの想いにも、3年半分の重みがあるな、と感じられます。
あの笑顔の裏には、想像を絶する辛さが染みついているのだな、と。
自称部員日記ガチ勢の私ですが、美雪さんの文章には到底敵うはずもありません。

残したい日のためには、残したくない日が、残したくない日こそが必要。

必ず応援してくれる人がいる。

そう思えるだけで、少し、ほんの少しだけでも救われた気がします。


同じ日記好きとして、尊敬させていただきます。
残り期間は少ないですが、サポートよろしくお願いします!







泣く、ということ。が今日のテーマです。


前回の部員日記直後に疲労骨折をしました。

ケガを繰り返して、このまま終わっていくんだろうな。

いつもはポジティブでも、今回はかなり落ち込みました。毎日のように泣いていました。

それでもそこから戻りかけているところです。

·
·
·
·
·
·
·
·
·
·

明日は佐藤広人にお願いしました。

ずっと回したいと思っており、夏休み期間に回ってきたということで授業もないので愛のこもったやりとりをさせていただきましょう。

春先は本当に苦しかったと思います。同じく辛い期間を過ごしたからこそ、走れる喜びを全身で噛み締めているのは、間違いなく僕たちです。ここから一緒に上がっていこう。

さとひろは身体が強い上にかまちょです。
毎回のように一緒にジョグをしようと誘ってきます。半分は断りますが。もう少し私の身体のことを考えてくれてもいいと思います。でも一緒に走れるのは嬉しいし、強くなれる気がします。
キンクイに行こうとも誘ってきます。一緒にキンクイ行った回数ランキング現在トップ。でもさとひろのサウナ耐性はまだまだです。
常に僕の身長についていじってきます。自分との身長差に惚れているのでしょうね。

要するに、さとひろは僕のことが大好きです。
明日は愛情たっぷりの紹介文待ってるね。


拙い文章でしたが最後までお読みいただきありがとうございました。」






と、下書き保存した昨日。


以下、絶望、の中にいる今日の文章です。




私は泣き虫です。幼少期からそのレッテルを貼られ続けてきました。


男だから泣くなよ、
そんなことで泣くなよ、
泣いたら負けだぞ、
と、常に言われていた気がします。






先日、私の戦友の努力が報われました。
電話をかけました。

ずっと苦しんできた姿を見てきたからこそ、自分のことのように、本当に嬉しかった。

そして彼に感謝されたとき、私は泣きました。いや、電話をかけたときには既に泣いていました。

それだけ思い入れが強かったのでしょう。
彼に完璧に感情移入したのでしょう。









私の走りを見て、泣いてくれる人がいるそうです。

ただ走っているだけ、で。

それを聞いて私は泣きました。


もちろん、私は結果を出さなければいけないぎりぎりの立場であり、走っているだけで満足していいはずがない。

それでも、
私の苦悩を見て聞いて
苦しんで
励まして
寄り添って
頑張りを認めて
いける、と言ってくれて。


それが私の、「走る」という行為の根幹にあります。

どれだけ苦しいことがあっても走り続けようと思えるのは、
泣ける日のため。泣いてくれる人のため。






そして今日も泣きました。
いや、過去形ではありません。


サムネイルを見て。

いや、見る前から分かっていました。


一気に距離を増やしたこと。
痛みを抱えたまま3000を走ったこと。


でも、この選択を後悔すべきではない。


泣ける日、泣いてくれる人のためには、それ相応のリスクと覚悟をもっていなければならない。


もちろんそれが競技力向上において最も理に適っているとは言えないかもしれない。

でも、私は決して軸を曲げることはしない。

きっとその軸が、再び私の脚を動かします。










こんな状態の部員日記もなかなかない。


今はただ絶望。今はただひたすらに泣くだけ。


でも、これだけは思います。





泣いている自分も好きでありたい。






悔しくて泣く。嬉しくて泣く。脚が痛くて泣く。美味しいものを食べて泣く。誰かを想って泣く。誰かに想われて泣く。



どんなに泣いても良いのです。
それだけの気を持っているということです。



感情的でまとまりのない文章を申し訳ありません。
最後までお読みいただきありがとうございました。



泣きながらこの文章を書いた自分を、ほんの少し、認めてあげたいです。


いつかまた読んだときに泣けるように。


それでは、失礼します。